生まれ育った茨城が好きで、地元の生活に欠かせないクルマに興味をもって入社を決めました。当社の営業は「完全テリトリー制」で、営業一人ひとりが担当エリアを受け持ち、そのエリアに暮らす既存顧客への定期訪問と新規顧客開拓を行っています。新人の担当エリアが決まるのは、半年におよぶ新人研修が終わる10月頃。先輩のエリアを引き継いで仕事をスタートするため、最初は前任の先輩と一緒に営業周りをしながら仕事の進め方を学べます。

お客様に対して心がけているのは、「車ではなく自分を売る」という姿勢。「この人から買いたい」「この人なら安心」と思っていただけるように、メーカー研修で商品知識を増やしたり、社内ロープレで営業トークを磨いたり、日々スキルアップに励んでいます。営業ですから目標へのプレッシャーはありますが、休日に先輩と野球観戦に行ったり、同期と飲みに行ったりする中で話を聞いてもらえるので、仲間にはすごく感謝していますね。

入社の決め手は、先輩方の気さくな人柄とアットホームな職場環境。入社前後のギャップもなく、入社翌月には店舗の親睦を深めるBBQが企画され、思った以上にすんなり職場に馴染んでいました。車の知識はゼロでしたが、さまざまな研修が用意され、手厚いOJT体制も整っていたので不安はなかったです。印象に残ったのは実際にツナギを着て作業を学ぶメカニック研修。フロアスタッフの仕事は受付・電話・商談などのお客様対応が中心とはいえ、用件を営業やエンジニアに伝える際、車用語や整備の流れを知っているとすごく役立ちます。

フロアスタッフはお客様からも働く仲間からも感謝を伝えられることが多い職種。お子様連れのお客様が来店された際にはキッズスペースでお子様をお預かりしたり、商談前のおもてなしとして特別感のある期間限定ドリンクのメニュー開発をしたり、お客様にとって居心地が良く、スタッフにとって仕事が円滑に進む店舗づくりに取り組んでいます。これからも、お客様と仲間の笑顔のために、仕事の幅を広げていきたいです。

ディーラー営業の醍醐味といえば、数あるディーラーの担当者の中から、自分を選んで車を購入してもらえること。少し前にも近隣のディーラー巡りをしていたお客様が「一番良かったので戻ってきました！」と再来店され、すごく嬉しかったんです。完全テリトリー制で営業を行う当社では、新規のお客様の来店があると、そのお客様が暮らすエリアの担当者が対応します。社内でお客様の取り合いがないので、営業同士はライバル意識よりも仲間意識が強く、人間関係の良さは大きな自慢です。

私の担当エリアの人口は約1万世帯で、うち既存顧客が500名前後。当社では新規顧客の獲得以上に既存顧客との関係強化を重視しています。ご購入時にメンテナンスパックに入る方が多いので、定期点検時には前回の会話を覚えておき、ラーメン好きの方にはイチオシ店を紹介したり、ゴルフが趣味の方にはスコアアップの教えを請うたり。徐々に距離を縮めていきます。最近は後輩指導に携わることが増えたので、お客様との関係性で一目置かれる先輩となれるよう、より丁寧な接客を極めていきたいです。

1年半の産休・育休をいただいた後、同じ職種で同じ店舗に復帰しました。半年ほど時短勤務を選び、現在はフルタイムで社内結婚の夫とともに育児に奮闘中です。妊娠中は体調に応じて業務内容を見直してもらえたほか、身体を冷やさないよう足元に暖房器具を用意してもらい、皆さんの優しさに感激しちゃいました。産休前に療養が必要になり通常より早くお休みに入ったのですが、本社の方がよく電話をくださって、復帰のタイミングなども希望に寄り添ってもらえましたね。

仕事と子育ての両立は大変なことも多いですが、当社には育児経験をもつ先輩が多く、子どもの急な発熱でお休みの相談をしても理解があって助かっています。また、最近では店舗内のキッズスペースづくりを任されたり、時間休の導入にあたって意見を求められたりと、母としての目線を発揮できて嬉しいです。今後は後輩たちが安心して出産・子育てに臨めるよう、働くママに優しい職場づくりに積極的に関わっていきたいと思います。

当社のマネージャー職は、個人目標もチーム目標も追いかけるプレイングマネージャー。メンバーとは週に一度話す時間をつくり、営業活動の進捗や見込み客などを共有し、抱えている課題があればアドバイスを行っています。新人の育成もマネージャーの大事な役目で、商談のサポートや勉強会の開催を通して、売る時だけでなく売った後の対応までしっかりできる営業スタッフを育てるようにしています。

かつては新規顧客を獲得するために飛び込み営業を積極的に行っていた時代がありました。現在はポスティングが中心で、点検や試乗のご案内を行い、お客様が足を運びたくなる店舗づくりに力を注いでいます。当社はとても柔軟な組織で、社員を会社の型にはめるというより「社員一人ひとりの型をつくっていこう」という方針。営業職にありがちな体育会系文化もないですし、積極的なセールストークが得意な人材もいれば、控え目だけど商品知識が豊富な人材もいて、新人にも自分のキャラクターや得意なことを活かす営業スタイルを確立してほしいです。

前職は都内でアパレルの仕事をしていて、地元への転職を考えた時、トヨタというネームバリューを持ちつつ、茨城県南部に店舗が集中している当社に目がとまりました。入社してすぐにリーマンショックが起きたため苦労もありましたが、不況の中で営業力を鍛え、入社15年目から店長を任されています。私よりも営業成績が優れた社員はたくさんいましたし、30代後半での店長就任はあまり聞き覚えがなかったため、打診があった際は驚きましたね。

店長のミッションは、みんなが働きやすい環境をつくって成果を上げること。リーダーシップを執りながらも、自分主体ではなく“みんなが”の思考で意見を引き出し、店舗の全員が同じ方向を向くように促します。モチベーション管理も大切な仕事です。残業が当たり前の時代は終わりましたから、メンバーは健康・家族・プライベートを大切にし、長期にわたって活躍してほしいですね。店長には広い視野と判断力が求められ、責任も大きいですが、営業時代とは異なるおもしろさを感じています。

トヨタ独自の資格「トヨタ検定１級」を取得後、「トヨタトップクルー」にも挑戦。現在はその中間に位置するカローラ独自の資格「マイスター」を保有しています。上のランクを目指して勉強するなかで、日々の業務に役立つ知識が自然と蓄積されることに、スキルを磨いていくおもしろさがありますね。現場の先輩方がひと通りの作業を任せてくれ、チャレンジの機会を与えてくれるので、多くの場数を踏んで成長できる環境も心強いです。

目標としてきたサービスマネージャーになることができました。以前に比べてフロント業務に多く携わるようになり、お客様や業者とのやりとりにもおもしろみを感じています。工場の指揮をとる存在として、新人にはたくさんの経験を積んでもらい、実力をつけさせてあげたいです。「こうしたらいいんじゃない？」とアドバイスはしますが、基本的には見守るスタンスでいようかと。踏んだ場数の分だけ、ヒトは強くなれると信じています。

私は、物理系の大学院を卒業し就職→結婚→子育てを経て、職業訓練校に入りエンジニアになった異色の経歴なんです。そんな私でも採用いただき、女性エンジニアとして毎日、お客様のお車の整備にたずさわっています。女性のサービスエンジニアは珍しいかもしれませんが、特別に大きい車両を担当しているわけではないので、不都合はありません。ただ教えてくれる先輩は男性なので、力の加減など感覚が少し違うこともあり、工夫が必要になることはあります。そういうときにも相談にのってくれますし、ていねいに教えてくれるのですごく良い環境で働けています。

プロのサービスエンジニアとして意識を高く持つことを心がけています。工具を雑に扱わないとか取り外した部品をていねいに扱うなど、常にお客様の大切な車だと意識することが大切なのだと先輩方から学びました。業務的にも環境的にもちょうど良くてすごく働きやすいです。これも女性のサービスエンジニアが不安を感じないように、会社が環境を整えてくれていたのだと感じています。今後もできるだけ長くサービスエンジニアとして働きたいです。